お仕事コラム

べく杯。

4/16に発令された緊急事態宣言が、5/14にようやく解除されました。

県内の新規感染者も7日間連続で0人となり、「不要不急の外出の自粛」から、「各自が安全な生活や安全な外出に努める」という方針に緩和されました。

ただ、ウイルスが消えた訳ではないので、引き続き気を緩めず、予防や三密の回避などに取り組み、事態が収束したらやりたい事が満喫できるよう、今は命を守ることに専念しましょう。

私は、ステイホーム中の新たな楽しみとして、歌い手さんの配信ライブを観たり、友達とオンライン飲み会などをしています。

高知のよさこいが好きなのですが、今年の夏は67年目にして初めての中止…。

このニュースはよさこいファンの心を暗くしましたが、それを憂いたよさこい界のレジェンドたちが一同に会し、ネット配信で世界中のよさこい人に元気を届けてくれました。

その時に紹介されていたのが、高知の伝統的なお座敷遊び「べく杯」です。

高知人はお酒がとても好きです。これは、高知の海、山、川などでとれる新鮮な魚や野菜がおいしいので、ついついお酒が進んでしまうからだと言われています。

また、昔、高知は交通の便が悪く、それでも遠方からわざわざ来てくれる事が嬉しくて、お客さんを大歓迎でもてなしたんだそう。

高知では宴会のことを「おきゃく」と呼びます。お客さんが来たらもう大宴会(笑)

高知の人と接すると、もてなしの心、あたたかさが脈々と受け継がれていることを感じます。

お酒と宴会好きな高知人の遊び「べく杯」は、天狗・ひょっとこ・おかめの形をした杯と、六角形のコマがセットになっています。

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べろべろの神様は正直な神様よ~♪ という歌詞の唄を歌いながらコマを回して、コマの指した先に座っている人が、コマの上になった絵柄の杯を使ってお酒を飲みほす、という遊び。

しかしこの杯がクセもの。

天狗は一番大きく、鼻の部分までお酒が入ります。

ひょっとこには穴が開いていて、指で押さえていないとこぼれます。

おかめは、顔を下にして置くのはかわいそう。

そう、この杯は、お酒が入っている限り置くことができないのです。

なかなかハードな遊びですよね(笑)

でも、高知の人は下戸にも優しく、苦手な人がいたら必ず誰かが変わりに飲んでくれるんだそう。

「べく杯」のほかにも、「はしけん」という、相手のもっている箸の数を当てるゲームもあるそう。

高知の「おきゃく」。参加したいような、こわいような…(笑)

ちなみに高知では、春先に「土佐のおきゃく」というお祭りがあり、町を上げての大宴会が行われます。

今年は残念ながら中止になってしまいましたが、来年は賑やか開催されることを願っています。