お仕事コラム

マンホールの秘密。

4月も半ばを過ぎ、どこかへ出かけたくなるような陽気です。

例えばどこかへドライブして食べ歩きをしたり、温泉にゆっくり入ってのんびりしたり、日常を忘れてリフレッシュすることで、ストレスを解消するのも良いですよね。

どこかの町へ旅に出かけたら、マンホールに注目してみるとおもしろいかも知れません。

地下に埋められている設備を点検・管理するために人が出入りする穴、それがマンホールです。

 

■マンホールはなぜ丸いの?

四角だと、開けた蓋が中へ落下し、作業している人を直撃する恐れがあります。もともとマンホールの穴は蓋よりも少し小さくしてあるので、丸い形なら穴へ落ちることを防げるのです。

■マンホールの蓋の秘密

マンホールは、ほとんどの場合、公道にあります。道路は歩行者だけでなく車やバイクなども通るため、マンホールの蓋は橋とほぼ同じ基準でつくられていて、とても頑丈です。

日本のマンホールの蓋は普段は外から開けられないようになっていて、専用の工具を使用しないと中に入れない仕組みです。そのため、防犯面も安心です。大雨や洪水などで冠水が起き、蓋に下から圧力がかかった場合でも、蓋に錠と蝶番が付いているため、蓋が圧力に負けて飛ぶこともありません。

また、蓋はサビにくい鉄製で、歩行者や車が滑らないように模様がつけられたデザインになっています。

■マンホールの蓋のデザインの楽しみ方

マンホールの蓋にはユニークな歴史や、いろいろなデザインがあります。
映画『ローマの休日』でおなじみ、イタリア・ローマにある大人気の観光スポット「真実の口」は、もともと2000年ほど前に使用されていた下水溝のマンホールの蓋でした。

現在の日本では、ご当地のゆるキャラや観光スポット、名産品、人気アニメのキャラクターなどの模様を描いた「デザインマンホール」を各地で見ることができます。

広島県にはプロ野球「広島カープ」のキャラクター「カープ坊や」が描かれたマンホールがあります。

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漫画家やなせたかしさんが育った高知県に『アンパンマン』の模様が描かれたマンホールがあり、地元の人たちに親しまれています。

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こちらは岩手県。小袖海岸で活躍する「北限の海女」のマンホールです。勇ましい立ち姿の海女さんがステキですね。

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東京都には、小林一茶の『痩せ蛙 まけるな一茶 是にあり』の句と、かわいい蛙のマンホールが。

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地元和歌山はというと、名産「紀州てまり」がデザインされたマンホールがありました。

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おもしろいものやきれいなものなど、デザイン的に見ごたえがあるだけでなく、その土地のこともわかって楽しいですよね。

また、「骨董蓋」と呼ばれる、昔ながらの姿を今に残すマンホールの蓋があります。

広島県には、戦前につくられたマンホールが、現在まで壊れずにその姿を残しています。東京都にも、戦前につくられ、すでに消滅した自治体の名前や紋章が描かれた蓋があり、今も見ることができます。

これまで気に留めていなかった人も、何気なく下を見てみると、珍しいデザインや、ノスタルジックなマンホールの蓋に出あえるかもしれません。

特にデザイン性のない、スタンダードなマンホールの模様でも、その特長や記号で、地域をある程度特定することができるそうです。災害時などに覚えておくと良いかも知れませんね。(SNSなどにアップする際は気をつけたほうが良い場合もあります)

マンホールも奥が深いですね。

みなさんもお気に入りのマンホールを見つけてみて下さい(*´∀`*)