お仕事コラム

平昌オリンピック

今季もたくさんの感動を生んだ冬季オリンピック。

日本の選手も大活躍で、冬季史上最多となる、13個(金4・銀5・銅4)のメダルを持ち帰ってくれました。

その13個のメダルの中で、8個が女子選手が獲得したメダルです(金メダルは3個)。

今季は、女子選手の活躍が素晴らしかったですよね。

どんな局面にも笑顔を忘れず、おやつタイムも注目されたカーリング、『LS北見』の選手たち。

姉妹で光と影を味わいながら、切磋琢磨してきたスピードスケートの髙木菜那・美帆姉妹は、パシュートで力を合わせて金メダルを勝ち取りました。

そんな中、私が感動したのは、スピードスケートの小平奈緒選手です。

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彼女はインタビュー時の独特の表現から、「氷上の詩人」とも称されています。

■新しく取り入れたブレードの感触

「ブレードとの友情が深まってきた。初対面から気が合った。自分の思いに応えてくれる。最初に履いたとき、これで少し遊びたいな、と思った」

■レースでの集中力の高め方

「絵みたいな感じ。しっかり輪郭を描いた絵に少し水をたらすような。後からぼかすというか…」

■好調期の気持ち

「ブランコに乗っている感覚。1回こぎ始めたらずっとこぎたくなる。」

■レース前の気持ちの保ち方

「透明の筒です。周りが見えない筒ではなく、周りは見えているけど、透明の筒で見て、自分のやるべきことだけに集中する」

■好記録を出した直後の滑りの感覚

「スケートが自分の足になってくる。さらに言えば、氷が自分の足になってくるような感じです」

 

氷上で最速を極めた小平選手ならではの、研ぎ澄まされた感覚が言葉から伝わります。

 

平昌オリンピックでは、最初に女子1500mに出場し、6位入賞を果たしました。

次の種目は女子1000m、不利と言われるアウトスタートながら、個人種目では初の銀メダルを獲得。

さらに、「絶対本命」と報道され続けた女子500mにおいて、オリンピック新記録となる36秒94を出し、金メダルを獲得しました。

小平選手は、スピードスケートの女子で初、日本選手団主将として冬季大会初めての金メダリストになりました。

競技後、3連覇を阻まれ、涙する銀メダルの李相花選手を抱擁しながら、ウィニングランをするシーンは、世界中の人の涙を誘いましたよね。・゚・(ノД`)・゚・。

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このとき、小平選手が「今もリスペクトしているよ」と元女王をたたえると、李相花選手も「あなたを誇りに思う」と返し、肩を抱き合ったそうです。

実はこの二人はライバルであり親友で、とても深い絆があります。

競技終了後のインタビューで二人は、お互いの家にそれぞれ招き合って、互いの食事を振る舞ったこと、2015年のソウルで開催されたワールドカップで初優勝をした直後の小平選手は、オランダにすぐに戻らなければいけませんでしたが(小平選手は練習拠点をオランダに置いています)、負けて悔しいはずの李選手がリンクから空港までのタクシーを呼び自腹を切ってくれたこと、さらには、アスタナで小平選手がバスを待っている間に二人で写真を撮った時に、小平選手が「次の五輪はあなたが勝って、私が2位ね」と言うと、李選手も「それならあなたが勝って、私が2位でいい」と言い合ったことを、話しています。

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「尊敬し合えるライバルがいたからこそ、記録を伸ばすことができた」と、李相花選手は語ります。

本当に素敵な関係ですよね。

 

冬季競技の中には、4年に一度のスポーツと言われ、オリンピックシーズンにしか注目を集めないという課題を持つ競技もあるそうです。

帰国会見でも、多くの選手が、「たくさんの人に観てもらいたい、競技人口を増やしたい」と、口にしていました。

この逆境があるからこそ、真摯に競技に向き合い、折れない強い心の鍛錬ともなって、人間的にも魅力的な選手をたくさん生むのかも知れません。

今回の平昌オリンピックに影響を受けて、スケートやスキー、スノーボードを始める女の子もいるのではないでしょうか?

冬季競技でオリンピックを目指す子供たちがどんどん増えるといいですね。

2020年、東京オリンピックもますます楽しみです(*´∀`*)